【池袋】古代オリエント博物館に行ってきた
先日、池袋にある古代オリエント博物館に行ってきました〜。
古代オリエント博物館は前から気になってはいたものの行く機会が中々なかったので念願叶って嬉しいです😆
博物館ではヒンドゥーの神々の物語という秋の特別展を実施しており11月後半まで行う
予定のようです。
ヒンドゥー教の神様というとシヴァとガネーシャしか知らないのでこの機会に知識を深められたらなぁ〜と思いました。
博物館の入り口にはこんな大きな液晶パネルがあり、そちらに現在の特別展の内容が映し出されています。(写真でとったより大きくて迫力ありました!)
博物館には南アジアの地図が掲示されており、今回博物館に展示されている出土品は左下のオレンジの丸で囲われたパローチスターンというエリアで発掘されたもののようです。(現在のアフガニスタンとパキスタンとイランの間らへんのようですね。)また、私は南アジアの地理感覚が全然わからないのでこちらの地図は非常に助かりました。
こちらは出土した土器のようです。日本の縄文土器のような感じで外側には動物の絵柄等が描かれていました。(色鮮やかで綺麗✨)
こちらはコブウシが描かれた土器です。インドでは古くから牛は神聖な動物として崇められてきましたが、特にコブウシとはインドに古くからいる牛の種類なのだそうです。土器以外の土偶や絵などにも必ずコブウシが描かれているところからとても大切にされていた事がわかります。
猿土偶可愛い(๑>◡<๑)
こちらは青銅で作られたドゥルガー像です。ドゥルガーは戦いと勝利の女神と言われており、シヴァ神の奥さんのパールヴァティーの化身の姿とも言われています。
(阿修羅像や千手観音に似ている??🤔)
ドゥルガー像写真
ちなみに絵だこんなかんじ。ドゥルガーは中央です。(ライオンペットにしてる??)
博物館の中にはヒンドゥーの神様相関図があり神様の関係性が非常に分かりやすくなっています。神様は化身とか変身するから名前が多くてこれでもむむ?となる時はあるけども。(ヴィシュヌとか10個も化身があるしww)
続いてこちらはインダス式印章です。インダス文明時に使われていたスタンプですね。こちらも土器と同様に動物が描かれているようです。中には文字らしきものも描かれており、インダス文字は約400程あるとされていますが未だに解読されていないとのことでした。(こんなに文明が発達している現代でも解読できないんですね〜すごい✨)
コインなどもありました。
こちらはパローチスターンの女性土偶です。パローチスターンの土偶は最初は動物を象ったものしかなく紀元前3500年頃から人物土偶が作られたようです。人物土偶はほとんどが女性土偶となっており豊穣を祈願したものだと考えられているようです。その後時代を下って男性土偶も作られるようになったそうです。
(どことなく日本の土偶と似ていますね)
頭に乗ってる飾りみたいのなんだろう・・・٩( ᐛ )و
こんな薄いものも。
なんかわからないけど人形焼思い出したww
続いてこちらはピチュワーイと呼ばれる金と銀の糸で刺繍が施された布になります。こちらは主に寺院などで礼拝儀礼に使用されるもののようです。絵には愛の神と呼ばれるクリシュナー神が描かれています。(糸で作られたと思えないくらい細かい絵になっており見入ってしまいました💖)
こちらはカーリーという神の絵です。カーリーは上でも紹介したパールヴァティーのもう一つの化身です。ドゥルガーも戦いの女神ですがこちらは血と殺戮を好むもっと邪悪な感じの神様です。生首を手にして夫のシヴァを踏みつけています💦
こちらは別のカーリーの絵。真っ赤で大きな舌が印象的です。
続いてこちらは地獄絵図です。拷問の数々は日本の地獄絵図にも似ている箇所が多いですね。(火で炙られるところとか)
こちらはカヴァドといわれるもので、絵は物語になっているようです。色合いも鮮やかで絵は細かく精密に書かれておりとても見応えがありました。
最後にこのように様々な絵師が描いたインドの神様の絵がたくさんバーンと飾られていました。(インドの絵って色合いが鮮やかだから目立ちますよね)
博物館はだいたい1時間もあれば全て見ることができるくらいの規模でしたが、じっくり見たので結局2時間くらい滞在してしまいました(๑>◡<๑)
また企画展で面白そうなものがあれば行きたいと思います。
それではまた次回の記事で👋