30代OL女子の徒然日記

東京勤務のその辺にいる30代OL女子です。日々の生活、旅行記、気になる事に関して記録していきます。

【読書感想】地底旅行/読了

 

あたりめです。今日はつい最近読み終わった本に関しての感想を書いてみようかな~と思います。

ジュールヴェルヌの地底旅行という本を読みました。

タイトルからして面白そうですよね!けっこう有名な本らしいのですが、私は知りませんでした。また、こちらの本はディズニーシーにあるセンターオブジアースというアトラクションの原作本とも言われているようですね。(あちらはネモ船長と名前忘れたけどもう一人の2人が主役ですが、地底旅行の方は3人が主役となっています)

作者のジュールヴェルヌはフランスの小説家でSFの開祖として知られSFの父と呼ばれているようです。本の1ページ目を開くとジュールヴェルヌの写真が掲載されているのですが、優しく博識なおじいちゃんって感じでした(*'ω'*)

簡単なあらすじ:鉱物学教授のリーデンブロックはひょんなことから16世紀の錬金術師アルネ・サクヌッセンムのメモ書きを見つける。そこには、地球の中心に到達したという記述と、その方法が記されていた。甥のアクセル、アイスランド人の案内役ハンスと共に、アイスランドの火山の噴火口から地下に入り地球の中心を目指す地底旅行を決行するが様々な問題、危機が3人を待ち受ける。3人はそれでもあきらめず地球の中心を目指していく。。。

上記が簡単なあらすじなのですが、まず1番の感想が

地底行くシーン遅っっっ(笑)

本の半分くらいでやっと地底に行きますwwまぁそこまでに色々あるんですがね。。とにかく甥のアクセルが地底旅行に行きたくなさすぎてしょうがないのでそこのシーンがひたすら続く感じです(笑)

内容はもちろんすごく面白いのですが、私的に一番印象に残っているのが、主役旧の登場人物3名の性格の違いですね。リーデンブロック教授・甥のアクセル・案内役のハンスの3名なのですが、リーデンブロック教授は熱血鉱物学教授!といった感じでとにかく情熱的で自分の信念は一切曲げずどんな困難があってもあきらめない性格であるといった印象です。(がんこ親父って感じ)甥のアクセルに対しては、厳しく接する面もありますが大事に思っているんだなというところは物語から伝わってきます。一方甥のアクセルですがとにかく小心者で臆病です。リーデンブロック教授の地底旅行にめちゃくちゃ反対するも小心者なので意見する事もできずうだうだ言いながら旅についてきます(笑)ただ、物語の後半に色々な災難や危機がふりかかりアクセル自身も成長したのか、だんだんと変化していきます。案内役のハンスはとにかく冷静沈着!どんな危機的状況でも最善の方法を導き出します。リーデンブロック教授とアクセルは感情をめちゃくちゃ出すので、この時どういった感情だったのか記載がたくさんあるのですが、ハンスに関してはほとんど記載がない為、とにかく冷静沈着で感情を表に出さない人物であったと読み取れました。

 

↓以下ネタバレ---------------------------------------------------------------------------------

 

一行は地底旅行を得て地底世界へと到着します。地底には海や絶滅した古代生物、巨大キノコ等が存在しています。本の中で挿絵が入っているのですが、その絵を見るからに地底世界は恐竜がいた時代のような様子が見受けられます。更に地底世界では人間も存在する事が判明します。実際に遭遇する事はないのですがリーデンブロック教授とアクセルが遠くから人間を確認し驚いて逃げる様子が描かれています。

そしてついに錬金術師アルネ・サクヌッセンムの名前の入った剣を見つけサクヌッセンムもこの地底世界に来たという証拠が見つかるのです。(この剣を見つけてからリーデンブロック教授とアクセルの性格が交換されたようになるのが面白いです。アクセルの方が先にどんどん進もうと言い出し逆にリーデンブロック教授の方が止めに入る感じ)

クライマックスの部分では、探検していたアイスランドスネッフェルス山から別の山であるイタリア ストロンボリ島の火山噴火とともに地上に戻ってきます。(噴火とともに帰還して生きているのがすごすぎますwww)その後ハンブルクに戻った3人は偉人として迎えられて物語は終わります。

 

この本を読んで改めて学んだ事はどんなに無謀と呼ばれる事でもやり遂げる意思を持ちさえすれば必ずやり遂げる事ができる・あるいはそれに準ずる成果を上げる事ができるという事です。また、冒険心や野望を持つ事の大切さも同時に学びました。人はやはり様々な事に挑戦し自分自身の体で体験する事で初めて真の学びや成果を得られるんだなと思います。

今の現代は疑問に思った事は、インターネット等のSNSで大体の事は解決できてしまいます。ただそれは自分自身が体験して出した結論ではありません。やはり自分自身が体験し実感してみないと物事の本質は見えてこないのだと思います。

ここまでの冒険心や野望を持つことは難しいですが、自分自身でやりたい事はどんどんやっていき疑問に思った事もSNSの力を借りずまずは自分がやってみるという事が今後生きていく上で特に重要になる力であるなと改めてこの本を読んで実感しました。

 

これからも本は隙間時間を使ってでも読んでブログにまとめていきたいと思います。

 

それではまた。